「 林万昌堂 (はやしまんしょうどう) 」
四条通の北側の歩道。 新京極商店街と寺町商店街の間の匂いといえば,「 甘栗 」。
京都に住んでいる人なら, 「 あー, あの店か。 」って名前はわからなくても, その存在を誰でも知っている店が, 明治7年 ( 1874 ) 創業の『林万昌堂』。
林万昌堂は, ズーッと昔からある京都のランドマーク。
林万昌堂 甘栗
林万昌堂 袋入り甘栗
林万昌堂の甘栗を久しぶりに買ったから, 最初はむき方を忘れていた。
闇雲に割ろうとすると, うまく剥けず, だんだんイライラしてくる (笑)
説明書きを見て思い出した ! !
説明通り, 爪で割れ目を入れる。
栗の両端から力を入れると・・・・,
綺麗に割れた。 快感 ! ! めっちゃ気持ちいい ! !
林万昌堂の甘栗は渋皮も付くことなく, めっちゃ綺麗に剥ける。
この気持ちよさは, クセになる (笑)
林万昌堂の甘栗は, 噛み締めるごとに, 栗の自然な甘味が口の中に広がっていきます。
なにも余計なことをせず, 栗を煎る加減だけで, 美味しい焼き栗に仕上げています。
林万昌堂の甘栗は, 中国でも最高品質の中国河北省秦皇島市青龍満族自治県産の栗のみを使用。
店主自らが中国へ赴き, 品質の良い栗を選んでいるそう。
ちなみに, 甘栗が中国から日本に伝来したのは1900年代の神戸の南京町。 それ以降, 日本中に広がっていきました。
日本では, 甘栗=天津甘栗っていうのは, 中国で収穫された栗が “天津” の港から船で運ばれていったために「 天津甘栗 」と呼ばれるようになったそう。
林万昌堂の印象的なのは, もうひとつ。 それは, お手拭き。
栗を食べるときに, 手が汚れるだろうからと「 お手富貴 」がついてきます。
この「 お手富貴 」を見ると, 京都人は林万昌堂の栗を食べていることを実感するのでした (^^)
林万昌堂 栗モナカ ( 250円 )
林万昌堂の栗モナカは, かわいいサイズだから, ちょっと小腹がすいたときに良いかも。
栗味のアイスの中心に, 栗の濃い味わいのものが入っています。
林万昌堂の栗モナカは, あまり甘すぎず, 上品な味わいのモナカ。
林万昌堂 純京飴 歌舞伎飴
昔懐かしい素朴な甘さが楽しめるのが, 林万昌堂の歌舞伎飴。 5種類の純京飴が入っています。
一番美味しかったのは, 緑色の抹茶の飴。 口の中に抹茶の風味と甘さが拡がります。
ちょっと変わったところでは, 節分の時の豆が入っている飴。 初めて舐めた (笑)
林万昌堂 アクセス
林万昌堂は, 阪急「 京都河原町駅 」9番出入口からすぐ。
近くの観光スポット
寺町商店街 ( 寺町通 )
林万昌堂からすぐ西にあるのが, 「 寺町商店街 ( 寺町通 ) 」。 京都のショッピングエリアです。
豊臣秀吉の整備計画によって, 寺町通にお寺が移転してきたために, それぞれのお寺の境内が縁日などに利用され, 多くの人が集まるようになってきました。 寺町通の周辺には見世物小屋なども集まるようになり, 賑わいを見せるようになってきました。
新京極商店街 ( 新京極通 )
林万昌堂からすぐ東にあるのが, 「 新京極商店街 ( 新京極通 ) 」。 三条通 ~ 四条通までのごく短い通りでショッピングエリアとして有名。
明治維新後, 京都から東京へ遷都したために京都の雰囲気は沈んでいましたが, それを打破するべく, 1872年に京都府参事 槇村正直が寺町通の賑わいに眼を着けて, その東側に「 新京極通 」を造りました。
花遊小路
林万昌堂から徒歩約1分にあるのが, 「 花遊小路 」。
花遊小路は, 四条河原町の繁華街にある昭和の香りもする路地裏的な商店街。 普通の京都とはまた違った雰囲気を味わうことができます。
火除天満宮
林万昌堂から徒歩約1分にあるのが, 「 火除天満宮 」。
天満宮なので「 学業上達 」だけじゃなく, 読んで字のごとく, “火を除ける” のにご利益があります。
そして, 火除天満宮の “御神水” 。 飲んでみたけど, 美味しかったです。
柳小路
林万昌堂から徒歩約2分にあるのが, 「 柳小路 」。
四条河原町の裏エリアにあって, 入口に柳が植えられた細く短い通り ( 約70m ) で, はんなり小粋でお洒落な通り。 地面は, 石畳風に整備され, 細い道の両側にはお洒落なお店が軒を連ねています。
錦市場
林万昌堂から徒歩約2分にあるのが, 京の台所といわれている 「 錦市場 」。 インバウンドで外国人観光客が多い時には, 通りが狭いから歩くのにも苦労します。
江戸時代に活躍した絵師 “伊藤若冲 ( いとうじゃくちゅう )” の生家も錦市場にありました。 だから, 錦市場のいたるところに若冲の絵が見られます。
錦天満宮
林万昌堂から徒歩約2分にあるのが, 「 錦天満宮 」。
豊臣秀吉の伏見桃山時代に, 現在の新京極商店街辺りに遷ってきました。 錦天満宮には, 現在も「 錦の水 」という地下水が湧き出ています。
近くのグルメ
たべのみ家くりぼん
林万昌堂から徒歩約1分にあるのが, 「 たべのみ家くりぼん 」。 花遊小路商店街のアーケードの中にあります。
めっちゃ食べたくなるネーミングの「 ひゃくにちカレー 」を食べました。 甘くはないけれど、 それほど辛くなないので、 万人受けするカレー。
あいばカレー食堂
林万昌堂から徒歩約4分にあるのが, 「 あいばカレー食堂 」。
スパイスの効いた程よい辛さのカレーがいただけます。 オススメです ! ! カレー以外の定食もしているから, ランチ使いにもってこいのお店。
近くのラーメン屋
麺処 蛇の目屋
林万昌堂から徒歩約1分30秒にあるのが, 「 麺処 蛇の目屋 」。
鶏と醤油にめっちゃこだわっていて, ほんと, あっさりしていて美味しいです !
何処にもない, オンリーワンの煮干そば ! !
麺屋 猪一
林万昌堂から徒歩約4分にあるのが, 「 麺屋 猪一 」。
素材にこだわりをもって作っている正統派の醤油ラーメン。 口当たりは, さっぱり。 フワッと醤油の心地良い風味が口の中に広がり, ほんのりと鰹の風味が後に残ります。
林万昌堂 まとめ
林万昌堂は, 京都に長く住んでいる人なら誰でも知っています。
林万昌堂という名前は知らなくても, 寺町商店街と新京極商店街の間にある甘栗のお店といえばわかる (^^)
京都で甘栗といえば, 林万昌堂。 林万昌堂といえば,甘栗。 というほど, 有名。
甘栗の味は, 昔から変わらず, 安定の美味しさ。 余計なことをせず, 栗本来の甘さと味わいを楽しめます。
寺町商店街と新京極商店街のすぐそばにあるから, ショッピングのついでに, 京の甘栗を食べてみては。
美味しさと共に, めちゃめちゃ綺麗に剥けるから, 感動しますよ (^^)
所在地 | 京都府 京都市 下京区 四条通寺町東入ル 御旅宮本町 3番地 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 0 7 5 - 2 2 1 - 0 2 5 8 |
営業時間 | 1 0 : 0 0 ~ 2 0 : 0 0 |
定休日 | 水曜日 林万昌堂ホームページ |
※ 営業時間 ・ 定休日 ・ 料金等は変更されることがありますので, 店にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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